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連続小説

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えっ!?

たぶん、準備をしているのだろう。
寝室でする時もそうだった。
体勢を整えた後、少し間を置いてご主人様は私の中にねっとりとした粘液を注入し、それをさらに丁寧に指で塗り込むのだ。
気持ちがいいのだがもどかしいその指使いを思い出し、私は腹部が不自然にきゅんと締まるのを感じた。


(きっと、そろそろ、くる)


私は息を飲んだ。
始めはなんだか身構えてしまい、緊張してしまう。
腰にご主人様の厚い手の平が置かれた。
軽くご主人様の方へ引き寄せられるように力が加わり、身体が支えられる。
不意に臀部の割れ目に何かが触れた。


(えっ!?)


私は驚いて声を上げた。


(そこ、ちがっ・・・ひゃう・・・っ!)


初めて触れられる穴に硬いものが押し込まれる。
全身の身の毛がよだつような違和感に身体が震えるようだった。
強い力で前に押され、冷たいものが体内へとゆっくりと流れ込む。
それはまるで這うように、後ろから内部を侵していった。
どのくらい入ったのだろうか。
ゆっくりと進んだからか、それとも前よりも入れられているという違和感が強かったからか、体感では結構な量が注入された気がした。
注ぎ口が抜かれると、それを追うように注入された粘液が外へと流れ身体をつたって前方にある秘部を濡らす。
湯に垂れる前に、ご主人様はそれを指で拭った。


「ちょっと、入れ過ぎたか・・・?」


ご主人様は指先で穴に触れ、ゆっくりと差し入れた。
先に注がれていた粘液が押し出され、ご主人様の指に纏わりつくように溢れ出る。
それを入口の周辺に塗り拡げながら、穴の感触を確かめる様に動かした。
ぬるりとなぞられるたび、腰に寒気に似た違和感が走る。
もしも手が動くなら、私はご主人様の手を止めていただろう。
同じ穴でも周りを触られるだけで身体が火照り刺激が瞬時に甘い快楽に変わる前の穴とは随分と違う感覚だった。


(なんでそんなところ、触るの・・・!?)


執拗にその部分を捏ねられ、私は身悶えする。
やがて入口周りをなぞっていた指は再度穴の中へと侵入してきた。
円を描くようにその狭い穴を拡げながら、中にも粘液を馴染ませる。
私は力を入れているわけではないが、まるで穴はきゅっと指に吸い付くように締まり、まるで動かすのを阻止しようとしているようだ。
それでも滑りが良くなったおかげで指が二本、するりと滑り込んだ。
ご主人様はそれを捻る様に動かし、中の緊張を解す。
圧迫感はあるが、動かそうと思えば動かないことはないようだ。

「お風呂で温まったから柔らかくなったかと思ったけど、結構きついな。
これ、ちゃんと入るのか・・・?」


二本の指で弾力がある左右の壁を押し広げながら、ご主人様は不安げに呟いた。
力を緩めると私のそこはご主人様の指をしっかりと咥え込んでしまうのだ。

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